Pure Data 設定メモ(Windows 7用)
Pure Data(Pd)のインストールについては、Pure Data Japanにも記載があるのですが、私の環境(Windows 7 Home Premium)ではエラーでなかなかうまくいかないことがあったので、メモを残しておきます。
<インストール>
Pd-extendedは今後アップデートがなさそうなので、Pure Data vanillaの方を使います。puredata.infoのダウンロードページから、インストーラーをダウンロードしてインストールします(まれにサイトがダウンしています)。デフォルトのインストール先フォルダはC:\Program Files\Pd\になっていますが、念のため私はC:\Pd\に変更しています。※作成したパッチのファイルパスに全角文字や半角カタカナ・半角スペースがある場合、「~: can't open」というエラーが出ます。
Pdを実行すると、「msvcr71.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始することができませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題が解決される場合があります。」というエラーメッセージが表示される場合があります。msvcr71.dllファイルをネット検索してダウンロードし、C:\Windows\System32フォルダかC:\Windows\SysWOW64フォルダに置くと解決します。
<オーディオ設定>
Media→Audio Settings...を開こうとすると、以下のエラーが出ます。{} のあたりには使っているオーディオデバイスの名前が入るようです。
(Tcl) UNHANDLED ERROR: extra characters after close-brace
while executing
"lappend audio_indevlist {}CN (Realtek High Definition}
global audio_outdevlist; set audio_outdevlist {}
lappend audio_outdevlist {Xs[J..."
("uplevel" body line 2)
invoked from within
"uplevel #0 $docmds"
日本語が問題らしく、コントロールパネル→地域と言語→管理→システムロケールの変更→英語(米国)へ変更し再起動すると、Audio Settings...が開けるようになります。
Block sizeが256だとDelayを大きくしても音切れするため、512にしています。Delayはとりあえず小さければよいようで、5msとしました。レイテンシーは65ms程度で、プロセス優先度をリアルタイムにしても変化しませんでした。Windows環境ではこれが限界だろうと諦めています。設定後はシステムロケールを日本語に戻して大丈夫です。
※ASIOを利用すると低レイテンシーが期待できるらしいですが、私の環境ではうまくいきませんでした。ASIO4Allをインストール後、PdでMedia→ASIOを選択しましたがフリーズします。システムを英語にすれば動くという情報もあり、こちらのページを参考に言語パックをインストールしてみましたが、再起動後画面が真っ黒のままとなり、システムの復元をしないと元に戻りませんでした。
<externals設定>
Pdには便利な外部オブジェクトがあり、それを使うためにはexternals(外部ライブラリ)をインストールする必要があります。例としてzexyをインストールします。
・Help→Find externalsからzexyを入力し検索
・最新のWindows用(Windows-i386-32)のものを選択
・デフォルトのフォルダ(.../Pd/extra/)にインストール
・File→Preferences→Path...→New...からインストールしたフォルダ(.../Pd/extra/zexy)を選択
※オブジェクトの種類によってはスタートアップに登録が必要なものがあるようです。
・File→Preferences→Startup...→New...からzexyと入力し、Startup flagsに「-lib zexy」を入力
基本的に外部ライブラリを使う場合はlibdirが必要なようです。他にも依存関係がある外部ライブラリがあるかもしれません。現状私はlibdir cyclone unauthorized ggee zexyの5つをインストールし、zexyのみスタートアップに登録しています。
<インストール>
Pd-extendedは今後アップデートがなさそうなので、Pure Data vanillaの方を使います。puredata.infoのダウンロードページから、インストーラーをダウンロードしてインストールします(まれにサイトがダウンしています)。デフォルトのインストール先フォルダはC:\Program Files\Pd\になっていますが、念のため私はC:\Pd\に変更しています。※作成したパッチのファイルパスに全角文字や半角カタカナ・半角スペースがある場合、「~: can't open」というエラーが出ます。
Pdを実行すると、「msvcr71.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始することができませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題が解決される場合があります。」というエラーメッセージが表示される場合があります。msvcr71.dllファイルをネット検索してダウンロードし、C:\Windows\System32フォルダかC:\Windows\SysWOW64フォルダに置くと解決します。
<オーディオ設定>
Media→Audio Settings...を開こうとすると、以下のエラーが出ます。{} のあたりには使っているオーディオデバイスの名前が入るようです。
(Tcl) UNHANDLED ERROR: extra characters after close-brace
while executing
"lappend audio_indevlist {}CN (Realtek High Definition}
global audio_outdevlist; set audio_outdevlist {}
lappend audio_outdevlist {Xs[J..."
("uplevel" body line 2)
invoked from within
"uplevel #0 $docmds"
日本語が問題らしく、コントロールパネル→地域と言語→管理→システムロケールの変更→英語(米国)へ変更し再起動すると、Audio Settings...が開けるようになります。
Block sizeが256だとDelayを大きくしても音切れするため、512にしています。Delayはとりあえず小さければよいようで、5msとしました。レイテンシーは65ms程度で、プロセス優先度をリアルタイムにしても変化しませんでした。Windows環境ではこれが限界だろうと諦めています。設定後はシステムロケールを日本語に戻して大丈夫です。
※ASIOを利用すると低レイテンシーが期待できるらしいですが、私の環境ではうまくいきませんでした。ASIO4Allをインストール後、PdでMedia→ASIOを選択しましたがフリーズします。システムを英語にすれば動くという情報もあり、こちらのページを参考に言語パックをインストールしてみましたが、再起動後画面が真っ黒のままとなり、システムの復元をしないと元に戻りませんでした。
<externals設定>
Pdには便利な外部オブジェクトがあり、それを使うためにはexternals(外部ライブラリ)をインストールする必要があります。例としてzexyをインストールします。
・Help→Find externalsからzexyを入力し検索
・最新のWindows用(Windows-i386-32)のものを選択
・デフォルトのフォルダ(.../Pd/extra/)にインストール
・File→Preferences→Path...→New...からインストールしたフォルダ(.../Pd/extra/zexy)を選択
※オブジェクトの種類によってはスタートアップに登録が必要なものがあるようです。
・File→Preferences→Startup...→New...からzexyと入力し、Startup flagsに「-lib zexy」を入力
基本的に外部ライブラリを使う場合はlibdirが必要なようです。他にも依存関係がある外部ライブラリがあるかもしれません。現状私はlibdir cyclone unauthorized ggee zexyの5つをインストールし、zexyのみスタートアップに登録しています。
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