ArduinoとATtiny13Aを使う

14_221_1att.jpg
自作エフェクターをやっていてマイコンにも興味があるという方は多いだろうと思います。今回ArduinoとAVRマイコンATtiny13Aを使ってみたので、簡単にまとめておきます。※Arduino Nano互換機、Arduino UNO互換機で動作確認しました。



<Arduinoを使う>
Arduino本体については、Amazon等でArduino UNOやArduino Nanoの互換機が安価で手に入るのでそちらを購入しても問題ないと思います。※ただし、ドライバのインストールが必要な場合があります。参考ページ→Arduino NANO 互換品(CH340チップ使用)のデバイスドライバー CH341SER.ZIPダウンロードページ

※Arduino Nano互換機(CH340チップ使用)をAVRライターとして利用した場合に、書き込みができなくなる現象が起こりました。別のArduino UNO互換機(What's Next Yellow)では大丈夫でした。(2018年10月31日追記)

Arduino IDE(開発環境)をダウンロード、インストール
  公式サイト解説→Getting Started with Arduino and Genuino products

・ボード上のLEDを点滅させる(Lチカ)
  1) PCとArduinoをUSBケーブルで接続、Arduino IDEを実行
  2) ファイル→スケッチ例→01.Basics→Blink
  3) ツール→ボード→(使っているArduinoの種類を選択)
  4) ツール→シリアルポート→(Arduinoを接続しているポートを選択)
  5) スケッチ→マイコンボードに書き込む
  公式サイト解説→Getting Started with Arduino and Genuino UNO

書き込みに成功すれば、すぐにLED点滅が始まります。※古いArduino Nanoを使う場合はツール→プロセッサ→ATmega328P (Old Bootloader)とする必要があるようです。



<ATtiny13Aを使う>
マイコンにプログラムを書き込むには、通常書き込み機器(ライター)が必要です。今回はArduinoをAVRライターにします。以下のようにArduinoにスケッチを書き込みます。
  1) PCとArduinoをUSBケーブルで接続、Arduino IDEを実行
  2) ファイル→スケッチ例→11.ArduinoISP→ArduinoISP
  3) ツール→ボード→(使っているArduinoの種類を選択)
  4) ツール→シリアルポート→(Arduinoを接続しているポートを選択)
  5) ツール→書込装置→AVRISP mkII
  6) スケッチ→マイコンボードに書き込む

そしてATtiny13Aを使う準備をします。下記ページで詳細に解説されています。
Arduino IDE で ATtiny 他の開発Arduino IDEにATtiny10/13の開発環境を組み込む

ATtiny13AにLED点滅のスケッチを書き込みます。

▽接続図
14_221_2att.png
▽スケッチ
void setup() {
pinMode(3, OUTPUT);
}

void loop() {
digitalWrite(3, HIGH);
delay(500);
digitalWrite(3, LOW);
delay(500);
}

1) 接続図の通り接続し、PCとArduinoをUSBケーブルで接続、Arduino IDEを実行
2) 上記スケッチを入力
3) ツール→ボード→ATtiny13(bitDuino13)
4) ツール→Clock→1.2MHz(Internal)
5) ツール→シリアルポート→(Arduinoを接続しているポートを選択)
6) ツール→書込装置→Arduino as ISP
7) スケッチ→マイコンボードに書き込む ※1回目失敗する場合2回行う

クロック周波数を変えるとdelay関数等の時間も変わります。クロック周波数が低い方が消費電流が低いので、特に必要がない限りは1.2MHzでよいと思います。

タグ : マイコン 

monomonster Relay Bypass Module 解析

SPSTモーメンタリースイッチを使ってトゥルーバイパス+LED切替が実現できるmonomonster Relay Bypass Module (RMB)というものがGarrettaudioで販売されています。一体どういったものなのか興味があり、購入後回路を調べてみました。

▽基板写真
14_217_1rbmp1.png 14_217_2rbmp2.png

▽回路図
14_217_3rbms.png
ATTiny13AというマイコンとHFD31/5-L1というラッチリレーが使われています。やたらとフィルムコンデンサが大きいので、積層セラミックコンデンサに変えてもよさそうです。出力側にある2N7000はスイッチングノイズ軽減の役割があると思われます。エフェクト回路の入力をGNDに落とすため、リレーの2番端子はGNDに繋ぐのが普通かと思いますが、基板裏のベタパターンが離れているために実際はどこにも繋がっていません(表のベタ塗りを忘れたのかも)。

スイッチングの様子を録音しました。
14_217_4rbmsw.png
スイッチング時10ms程度出力がミュートされるプログラムとなっているようです。しかしながらMOSFETは構造上ダイオードが入っている(寄生ダイオード)ため、音量が大きいと波形がクリップされます。2N7000を外した場合は、スイッチング時大きくノイズが入ります。たぶん通常の3PDTスイッチと同じ程度のノイズだろうと思います。試しに2N7000を2SK303に差し替えた場合(足を曲げる必要あり)も録音しましたが、この場合はIdssの影響か音量が下がり波形も歪んでしまいました。

結局このモジュールはそのままでは使いにくいという結果となりました。回路採取にミスがないとも言い切れませんが……とにかく購入される方は注意が必要だと思います。

タグ : 回路図 

東芝 充電式IMPULSE 充電池(006P型)について

エフェクターを使う上で欠かせない006P型9V電池ですが、今は100円ショップで簡単に安く手に入るようになりました。しかしながらライブの度に買い換えている人も少なくないと思います。

そこで充電式の9V電池を試してみました。東芝の「充電式IMPULSE」充電池が入手性と信頼性を考えるとよいのかなと思います。以前DLGと書いてある紫色の9.6V充電地が安売りされていて買ったのですが、充電1回目で膨らんできたため捨てたことがあります……

とりあえず手持ちの006P型電池の寸法(単位:mm)と重量を測ってみました。
14_154_1battery006p.jpg
・ダイソーマンガン乾電池(中国製) 25.7×17.0×48.0 38.3g
・ダイソーアルカリ乾電池(中国製) 26.0×17.1×48.0 43.8g
・IMPULSEニッケル水素電池(中国製) 26.3×15.6×48.3(公式サイト:27.0×16.3×48.8) 39.0g
・日本工業規格(JIS) 26.5×17.5×48.5
大きいといわれているIMPULSEですが、実測ではなんとか規格範囲内です。

電圧はe電子工房というサイトの「バッテリ容量比較(006P)」にGPニッケル水素電池のデータがあるので参考になります。IMPULSEも測定してみましたが大体同じような感じです。公称電圧8.4Vですが、9V程度出るので普通のアルカリ電池と変わりありません。

通販サイトのレビューによると放電しすぎると充電できなくなる場合があるようですが、私は今のところ問題なく使えています。充電時間がもう少し速ければいいなと思います。

ポットをスイッチに改造

14_114_1potsw.jpg
 要らなくなったポットをスイッチとして使ってみました。上写真のような簡単な改造です。
 まず、ペンチ等でツメ部分を曲げてフタのようなものを取り外します。中の構造は簡単で、黒い抵抗の部分を金属の端子がこするように回転して抵抗値が変化するわけです(なんだか重要な部品のわりには頼りない感じもします)。
 そして、抵抗帯をニッパー等で取り去ります。写真のように片方の端子も切り取ってしまったほうがよいと思います。切り取った側の端子は回転する金属の端子が引っかかってしまいスイッチとしての機能に不安があるためです。
 フタのようなものを元に戻せば完成です。ポットを最小にした時だけ端子同士が接触しオンになるというスイッチの役割を果たします。まぁあまり信頼性があるスイッチとはいえませんが…

 今回はポットをつける穴が余っていたベースにミュートスイッチ(キルスイッチ)をつけるという形で利用してみました。他にはハムバッキングピックアップのタップスイッチとしても大丈夫そうです。どうでもいい用途にはこのスイッチで充分だし、見た目が変わらないのがよいです。

スプリットシャフト用ノブをソリッドシャフト用に改造

ボリュームポットのシャフト径はインチサイズ(1/4インチ=6.35mm)やミリサイズ(6mm)があります。さらにシャフトの形もスプリットシャフト(ローレットシャフト、ギザギザがついたシャフト)やソリッドシャフト(ギザギザなしのシャフト)、Dシャフト("D"の形のシャフト)とかいうのもあって、ノブが適合しないことがよくあります。

私のギターには東京コスモス製密閉型ポット(6mmソリッドシャフト)を使用しているんですが、目盛りつきノブで気に入ったのがないため、スプリットシャフト用ノブを加工してソリッドシャフトに取り付けできるようにしてみました(下写真)。
14_110_1knob00.jpg
一番左のノブはGarrettaudioで買った目盛り付きソリッドシャフト用ノブなんですが、目盛りの向きが逆なのと360度を10等分してあるのでギター向きではなかったです。
真ん中のノブはギブソンスタイルのスピードノブ、右のはフェンダーストラトスタイルのノブです。シャフトが入る穴は6mmのドリルでギザギザを取り、横からM3規格のネジが入るネジ穴を開けました。ネジ穴を開けるにはタップという専用工具が必要なのですが、それを持っていれば簡単な加工です。ネジはホーローセット(イモネジ、止めねじ)というもので、ホームセンターで購入しました。

ノブの中身は下写真です。
14_110_2knob01.jpg
結構スカスカなので強度は大丈夫か心配でしたが、特に問題ないようです。エフェクターのノブにギター用ノブを使うのも面白いかなと思います。

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