LM3886 Guitar Amp その1~構想編~

ギターアンプの自作といえば、LM386を使ったミニアンプか真空管アンプが主流のような気がします。あえてそこを避けて今回製作したのは、LM3886というオーディオアンプ自作では割と有名なICを使ったアンプです。このICは割と簡単に大きな出力が得られ、しかも音も良い(歪みが少ない)らしいです。真空管ギターアンプを作る前に基準となるようなアンプを製作してみるというのが目的です。名前は特に思いつかなかったのでとりあえずLM3886ギターアンプというそのままの名前にしておきます。製作に関しては「情熱の真空管アンプ」という本を参考にしました(真空管使ってないけど…)。



目標とする出力は8Ωスピーカーで20Wとしました。自宅ではまず出せない音量ですがまぁ大は小を兼ねるということで。
LM3886のデータシートによると、8Ω負荷で20W出力の場合約±21Vの電源が必要になります。電源トランスをダイオード整流するとだいたいトランスの表示の1.3倍の電圧になるそうです。今回電源トランスは誘導ノイズが少ないらしいトロイダル型を使おうと思っているので、最も安いと思われるRSオンラインの製品で探すと、18Vのものがよさそうです。1次側が115Vなので予想される電圧は最高で100/115*18*1.3=20.3Vとなります(定格に余裕がある場合さらに高く出ます)。ICでの消費電力は10Wぐらいのようですので、全体の消費電力は30Wというところです(この計算は自信ないです)。余裕を見て50VAのトランスがよいでしょう。今回はケース内部に余裕があったので120VAのものを使っています(これだと4Ωスピーカーで40Wもいけそうです)。

ケースの大きさについては、あまり小さいとコントロールノブの数が限られてしまうし、大きすぎるとスピーカーキャビネットの上に乗りません。今回はLEADの250mm×150mm×60mmのものにしました。LM3886につける放熱器の大きさは計算で出せるみたいですが、ややこしそうなのでできるだけ大きいのを使えばOKということにしておきます。

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回路図はこちら。(画像クリックで拡大)

※ディストーション部分のゲインが高すぎたため、R6(10kΩ)を削除(2014年6月15日)

LM3886はリップルに強いらしく電源の電解コンデンサの容量をあまり大きくする必要はないらしいです。電源部分の3300uF、470uFのコンデンサは35V耐圧を使ってます。本来は50V耐圧がよいです。整流用ブリッジダイオードは耐圧600V、10Aのものを使っています。また、プリアンプ用に3端子レギュレータを使って±15Vを作っています。IC2個の消費電流はせいぜい20mA程度なので、放熱器はつけなくてもOKでしょう。
パワーアンプの部分ですが、ほぼデータシートのままです。GeneralGuitarGadgetsの回路はギター用に少し帯域を狭くしてあるみたいです。
プリアンプの部分ですが、一応ディストーションでもつけようかと思いスイッチで切り替えられるようにしています。ノブの数が限られているのでディストーションのトーンとクリーンのゲインはトリマーにしています。トーン回路はありふれたフェンダー風の定数です。

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ギター用スピーカーキャビネット(8Ω 25W)

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本当はアンプカテゴリではないのですが、アンプを作る前にギター用スピーカーキャビネットを作ってみました。いちいちコンボアンプを作るとコストがかかるので。

とりあえず家用の小さめのものがよいということで、値段と大きさ、出力を考えるとJensenのC-8R(\5千、8インチ、25W)が一番でしょう。まぁ25Wも出す環境はないですが…一般オーディオ用のスピーカーも考えたのですが、やはりギターらしい音にはならないみたいです。

スピーカーが決まると大体の大きさが決まります。いろいろ調べてみると木材は3/4インチ(=18mm)パイン単板というのが定番みたいです。単板なんてのは普通のホームセンターにはないし、あっても高いでしょうから、集成材にします。まぁキャビネットは木材が音にあまり影響しないらしいので何でもよいでしょう。ホームセンターにあった18mm×300mm×1820mmのパイン集成材にしました。大体のホームセンターでは木材カットのサービスがあるみたいです。まっすぐに正確に切ってくれるので是非利用したいところです。

横幅336mm、高さ300mm、奥行きは200mmになっています。一応トーレックス、スピーカーグリルの厚さを考えてバッフル板は小さめにしたつもりですが、バッフル板を押し込むときキツキツすぎてスピーカーグリルの網がたるんでいます。他のサイトではバッフル板は合板とかでもっと薄かったりしますが、特に何も考えずに同じ材にしました。スピーカーの大きな丸い穴をあけるのが大変です。私は小さい穴をたくさん空けてそれをつなぎ合わせました(昔ミニ四駆で肉抜きしてたのを思い出します)。板と板の接着はネジと木工用ボンドです。組み立て方次第ではネジはなくても大丈夫かもしれません。このネジがコーナーガード(角に付ける金具)を留めるネジと干渉してしまい、強引にねじ込むハメになりました。ネジを付ける部分はちゃんと考えないといけません。

白のトーレックスは日乃出エンジニアリングという店で見つけたんですが、現在(2009年4月29日の時点では)販売を休止してるそうで、普通の合皮を布百選というサイトで買いました。トーレックスの貼り方はかなり適当です(角の部分はどうせコーナーガードで隠れるので)。接着剤は木工用ボンドを使っています。
前面のコーナーガードは強引にペンチで折り曲げました。きちんと角に合わせて折り曲げてあるコーナーガードも日乃出エンジニアリングにあったのですが…

さて、これからぼちぼちアンプ(ヘッド)をいろいろ作っていこうかと思います。

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MTSインストール

ミネハラス-パーチューンシステム(MTS)というのをインストールしてみました。要は各弦ごとにナット位置を調整して低フレットを抑えたときのシャープを抑えるものらしいです。結果ブリッジの位置も少しずれます。詳しいことはネットで調べると出てきます。

やる前は、やはり少しシャープしていました。で、木片でナットを作ってみました。この木(たぶんホワイトウッド)は加工性はいいですが強度に不安があるので接着剤で固めてます。
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ブリッジ側へのシフト量は、6弦で3ミリ弱ぐらいでしょうか。MTSのサイトで見た写真を目算でマネしています。適当ですがそれなりに効果があります。若干フラット気味になりましたが、そのときは少しシフト量を削ればいいだけです。まぁ抑え方が強いとシャープするので、シャープ気味よりはフラット気味のほうがマシでしょう。でも数値では改善されてても、耳で聞く限りそんなに変わった感じはしないんです(耳が悪いのかなぁ)。前の状態で録音しとけばよかったんですけど。

ナットを作るのが結構大変です。指板のアールに合わせて底を削るのが特に厄介です。あと弦が乗る溝を目立てヤスリなんかで削るんですが、そのとき↓こんなのを使ってます。
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ボロいペグと板切れを使って古い弦を張ったものです。太い弦の場合、目立てヤスリに紙やすりをつけてある程度削ったら、コレでゴリゴリ削って仕上げをします。専用のヤスリは高いですからね…

作りのいいギターは最初からナットを少しブリッジ側に寄せてあるみたいです。でも結局ある程度のズレはやむをえないといったところでしょう。

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Epiphone Les Paul Custom 改造歴

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2005年4月頃に買ったエレキギターEpiphone Les Paul Customです。上の写真が購入当時です。ピックガードは穴をあけてそれをつないで、みたいな模様にしてます。

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2005年5月の写真です。ピックアップのカバーを外しています。カバー内までロウ漬けになっていて外すのに苦労しました。その過程でフロントピックアップが断線したみたいで、フロントはダミー状態になっています。セレクターの穴もそのままでみっともないです。スイッチはボリュームをバイパスするスイッチだったと思います。

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2005年8月の写真です。のっぺらぼうギター(笑)。フロントの穴とかを強引に埋めてトップのみ再塗装してます。塗装をはがすのがすごく厄介でした。あんまり磨いてないので良く見ると穴がうっすらわかります。表面もテカテカではないです。素人の限界かもしれません(めんどくさがりなだけか)。ピックアップカバーをまたつけていますが、ちゃんと固定しないとハウリングの原因になります。スポンジを詰めるとかしないとダメですね。

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2005年12月の写真です。リアがDuncan SH-4になっています。フロントにリア用をつけるという暴挙(?)もやってますが、別に問題はなかったです。ボリュームとトーンは復活させないままで1VOL(タップスイッチ付)・1TONEです。

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2006年1月の写真です。ペグとブリッジ、テイルピースがゴトー製のものになってます。金かかってるなぁ。トグルスイッチも銀色で統一して、クールな感じです。ピックガード・ロッドカバーはアルミテープを貼ってるだけです。

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現在の写真です。汚れ(というか色焼け?)がいい感じです。やっぱフロントは使わないってことでまたダミーに。セレクターのところにあるのはボルトです。トーンもとっぱらってタップスイッチをつけてます。セレクターにいく配線がなくなってスッキリしました。音はそんなに変わった気はしないんですが…。写真では見えてませんが、弦を裏通しにしてます。サスティンが上がりました。テイルピースもなくしたかったんですが技術力不足です。

ピックアップはハムバッカーサイズのP-90タイプにしようかと企んでます。あと塗装ももう一度やり直したいです。ヘッドもギブソンヘッドにしてみたりとか…計画だけはあるんですけど、お金と時間の問題です。

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Bumper crop studio 386 Guitar Amp

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Bumper crop studioの386 Guitar Ampです。以前スピーカー2発で作ってたんですがDeanMarkley K-15に練習用アンプの座を奪われていました。なので今回はコンパクトに組みなおして手軽に携帯できるということを重点におきました。takerock Rock'nRoll HeavenのEros Union Ampを参考にボリュームとトーンを削除してます。電源スイッチはジャックです。ゲインはたまたまあった1kBのポットを使いましたが、これで丁度いいです。ボリュームがないのはあまり良くないかと思いましたが、電源オン・オフ時の雑音はたいして出てません。まあ壊れたらそんときはそんときで。

レイアウトはその場で適当に考えたので、内部に余裕がないです。スピーカーの前面はそこらへんにあった布を張っています。こうしないとスピーカーがバリバリいいます。スピーカーは100円ですが全然問題ないです。夜だとうるさいぐらいの音量がでます。

そういえば、使おうとしたポットが2個も壊れてました。確かに使い古したヤツだったんですが、あんまり熱しすぎると壊れるみたいです。今まで電解コンデンサでも壊れたことないんですが…電解コンデンサより弱いんでしょうか。とりあえずつける前にちゃんとチェックしないといけません。

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