○○で音は変わるのか 測定準備
デジマート地下実験室のページにはいろいろと面白い記事が載っています。ただこのサイト内の周波数特性測定ではあまり特徴がわからないので、よりわかりやすいデータをとってみようと思います。
まずは再現性のあるギター出力が必要です。下記ページを参考に私もピックアップを向かい合わせたものを作りました。
Repair Garage Studio→「ギター シールド ケーブルの特性測定レポート」のページ
片方のピックアップに信号を入力すると、もう片方のピックアップの磁界が変化し、出力が得られます。この出力はギター弦の振動で磁界が変化した場合と同等のものと考えてよいと思います。今後これを「擬似ギター出力」として使っていきます。

信号入力用コイルは磁石なしのエピフォンのハムバッカー(HOTCH(G) LP:BRIDGEと記載)、出力ピックアップはSeymour Duncan SH-4 JB Modelです。
下図のように接続し測定します。PCとバッファーの特性は測定環境のページに記載しています。

「被検回路」の部分に比較する回路をつなぎます。今回はMOGAMI 2524の10cmケーブルでつないでいます。
まずはノイズ測定です。録音ボリューム7で、-90dB程度となりました。ピックアップを金属ケースに入れればもっと減ると思いますが、ギターに載っている状態と同じにするということでそのままにしておきます。

※縦軸が120dBとなっています。
各歪率と周波数特性は下図です。

歪率は0.05%ぐらいが限界のようです。周波数特性はホワイトノイズでもよいのですが、よりキレイに見える周波数スイープを使っています。思ったより低域・高域が落ちていました。
まずは再現性のあるギター出力が必要です。下記ページを参考に私もピックアップを向かい合わせたものを作りました。
Repair Garage Studio→「ギター シールド ケーブルの特性測定レポート」のページ
片方のピックアップに信号を入力すると、もう片方のピックアップの磁界が変化し、出力が得られます。この出力はギター弦の振動で磁界が変化した場合と同等のものと考えてよいと思います。今後これを「擬似ギター出力」として使っていきます。

信号入力用コイルは磁石なしのエピフォンのハムバッカー(HOTCH(G) LP:BRIDGEと記載)、出力ピックアップはSeymour Duncan SH-4 JB Modelです。
下図のように接続し測定します。PCとバッファーの特性は測定環境のページに記載しています。

「被検回路」の部分に比較する回路をつなぎます。今回はMOGAMI 2524の10cmケーブルでつないでいます。
まずはノイズ測定です。録音ボリューム7で、-90dB程度となりました。ピックアップを金属ケースに入れればもっと減ると思いますが、ギターに載っている状態と同じにするということでそのままにしておきます。

※縦軸が120dBとなっています。
各歪率と周波数特性は下図です。

歪率は0.05%ぐらいが限界のようです。周波数特性はホワイトノイズでもよいのですが、よりキレイに見える周波数スイープを使っています。思ったより低域・高域が落ちていました。
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Re:○○で音は変わるのか 測定準備
はじめまして。
実は昔からちょくちょく見させてもらってます。
どうすれば、音色を定量的に説明できるかということを僕もブログを書く上でいつも考えているのですが、(時々思い込みオーディオオタク的論に走ることもあったりしますが...)
この装置は、とっても素晴らしいですね。
ぜひ自分も試してみたいと思うのですが、
よければ信号入力用のピックアップについて少々教えていただけたませんでしょうか。
マグネットを外したハムバッカーというのは文字通り分解して、中に挟まっているバータイプのマグネットを外したということでしょうか?
マグネットを外したからポールピースが磁力を失ってハムバッカーが、鉄心にコイルをまいた電磁石と化したというわけですね。
PCからこのピックアップに音を出力すると流れる電流でコイルが焼けるということはないのでしょうか?
その他、留意点等ありましたら教えていただけますと非常に助かります。
実は昔からちょくちょく見させてもらってます。
どうすれば、音色を定量的に説明できるかということを僕もブログを書く上でいつも考えているのですが、(時々思い込みオーディオオタク的論に走ることもあったりしますが...)
この装置は、とっても素晴らしいですね。
ぜひ自分も試してみたいと思うのですが、
よければ信号入力用のピックアップについて少々教えていただけたませんでしょうか。
マグネットを外したハムバッカーというのは文字通り分解して、中に挟まっているバータイプのマグネットを外したということでしょうか?
マグネットを外したからポールピースが磁力を失ってハムバッカーが、鉄心にコイルをまいた電磁石と化したというわけですね。
PCからこのピックアップに音を出力すると流れる電流でコイルが焼けるということはないのでしょうか?
その他、留意点等ありましたら教えていただけますと非常に助かります。
はじめまして。私も貴サイトはよく拝見しています。
おっしゃる通り、信号入力用ピックアップは中のバータイプマグネットを外したものです。たぶん出力ピックアップと磁束の向きを合わせるために外すのだろうと思います。ただ、外したマグネットを信号入力用ピックアップの裏につけても結果は同じだったので、実は外す必要はないかもしれません。また、ピックアップに流れる電流については1mAもないので、特に問題ないと思います。
なかなか音色の評価というのは難しいようです。私の方こそいろいろと教えていただきたいと思います。
おっしゃる通り、信号入力用ピックアップは中のバータイプマグネットを外したものです。たぶん出力ピックアップと磁束の向きを合わせるために外すのだろうと思います。ただ、外したマグネットを信号入力用ピックアップの裏につけても結果は同じだったので、実は外す必要はないかもしれません。また、ピックアップに流れる電流については1mAもないので、特に問題ないと思います。
なかなか音色の評価というのは難しいようです。私の方こそいろいろと教えていただきたいと思います。
Re:○○で音は変わるのか 測定準備
お返事いただきまして、ありがとうございます。
ちょうど余っているP-90があるので、それでやってみたいと思います。
電流のお話大変参考になりました。
またブログの方にもいろいろ上げていきますのでよろしくお願います^^
ちょうど余っているP-90があるので、それでやってみたいと思います。
電流のお話大変参考になりました。
またブログの方にもいろいろ上げていきますのでよろしくお願います^^