■実験等

■PLAYTECH 7BAND EQUALIZER改造

グラフィックイコライザはスライド抵抗用のケース穴加工が難しく、なかなか自作は面倒かと思います。そこで市販の格安エフェクターPLAYTECH 7BAND EQUALIZERを買って改造してみました。
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ケースは折り曲げ式の金属製で結構丈夫なようですが、アースにきちんとつながってなさそうだったので内側の塗装を一部剥ぎました。また、ゴム製の枠を加工して分解するとき枠を取り外さないでいいようにしています。

改造前の中身は下写真です。基板を取り外すには片方のジャックの半田を除去する必要があります。
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中身がかなり汚れていてだいぶ年月が経っていそうです。とりあえず電解コンデンサは全部交換しました。

回路図をとってみました。結局作った方が早かったかもしれません…
PLAYTECH 7BAND EQUALIZER SCHEMATIC 画像クリックで拡大
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予想通りBOSS GE-7とほとんど同じです。少し周波数がズレていますが、まぁ問題ない程度でしょう。周波数の計算はDGB Studio等のサイトでできますので、好みの周波数に変えるのもよいと思います。

改造した点ですが、R14、R23、R26を82kに変更してBOSS GE-7の値に合わせました。また、ベース用に使うためC1、C23を470nにして気持ち低音が減りにくくしました。一応トゥルーバイパス化も行いました。改造前の状態でほとんど使っていないため良くなったかどうかはわかりません(笑)

他の格安エフェクターもメーカーが回路図を公開してくれるとうれしいですね。モディファイ目的で買う人が増えそうだし、回路が有名メーカーと同じだとわかると安心して買えるというのもありそうだと思います。

■ポットをスイッチに改造

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 要らなくなったポットをスイッチとして使ってみました。上写真のような簡単な改造です。
 まず、ペンチ等でツメ部分を曲げてフタのようなものを取り外します。中の構造は簡単で、黒い抵抗の部分を金属の端子がこするように回転して抵抗値が変化するわけです(なんだか重要な部品のわりには頼りない感じもします)。
 そして、抵抗帯をニッパー等で取り去ります。写真のように片方の端子も切り取ってしまったほうがよいと思います。切り取った側の端子は回転する金属の端子が引っかかってしまいスイッチとしての機能に不安があるためです。
 フタのようなものを元に戻せば完成です。ポットを最小にした時だけ端子同士が接触しオンになるというスイッチの役割を果たします。まぁあまり信頼性があるスイッチとはいえませんが…

 今回はポットをつける穴が余っていたベースにミュートスイッチ(キルスイッチ)をつけるという形で利用してみました。他にはハムバッキングピックアップのタップスイッチとしても大丈夫そうです。どうでもいい用途にはこのスイッチで充分だし、見た目が変わらないのがよいです。

■スプリットシャフト用ノブをソリッドシャフト用に改造

ボリュームポットのシャフト径はインチサイズ(1/4インチ=6.35mm)やミリサイズ(6mm)があります。さらにシャフトの形もスプリットシャフト(ローレットシャフト、ギザギザがついたシャフト)やソリッドシャフト(ギザギザなしのシャフト)、Dシャフト("D"の形のシャフト)とかいうのもあって、ノブが適合しないことがよくあります。

私のギターには東京コスモス製密閉型ポット(6mmソリッドシャフト)を使用しているんですが、目盛りつきノブで気に入ったのがないため、スプリットシャフト用ノブを加工してソリッドシャフトに取り付けできるようにしてみました(下写真)。
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一番左のノブはGarrettaudioで買った目盛り付きソリッドシャフト用ノブなんですが、目盛りの向きが逆なのと360度を10等分してあるのでギター向きではなかったです。
真ん中のノブはギブソンスタイルのスピードノブ、右のはフェンダーストラトスタイルのノブです。シャフトが入る穴は6mmのドリルでギザギザを取り、横からM3規格のネジが入るネジ穴を開けました。ネジ穴を開けるにはタップという専用工具が必要なのですが、それを持っていれば簡単な加工です。ネジはホーローセット(イモネジ、止めねじ)というもので、ホームセンターで購入しました。

ノブの中身は下写真です。
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結構スカスカなので強度は大丈夫か心配でしたが、特に問題ないようです。エフェクターのノブにギター用ノブを使うのも面白いかなと思います。

■マイクの自作

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自作マイクについて紹介します。実はかなり前に作っていました。ソロギター動画の左端にちょこっと映っていたやつです
(ステレオにしてますがパソコン側がステレオ録音に対応してなかったのでモノラルで使用)。

もちろん今回はコンデンサーの自作の時のように材料からというわけではありません。Panasonic WM-61Aというコンデンサマイクを使用しました(秋月電子で2個200円)。Siegfried Linkwitz氏考案のカプセルの改造がよく行われているらしく、通称パナ改とかWM-61A改とか呼ばれているみたいです。

改造は下図のように行いました。結構細かい作業です。コンデンサはなんとなくデカい10μFのフィルムコンデンサを使いました。正直理論的なことは全然理解してませんので自信ありません。とりあえず動作は問題ないようです。
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そして下写真のように頑張ってプラグに取り付けます。使わないときはプラグを外しておかないと電池を消耗しますので、電源スイッチをつけてもよかったかもしれません。
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■コンデンサーの自作

平行に金属板(極板)を並べ、電圧をかけると電荷(電気)が溜まります。これをコンデンサー(英語でキャパシター)といいます。回路図の記号では下図上側のように描きます。実際のコンデンサーはたいてい下図下側のように極板を丸めてあり、極板の間にフィルム等(誘電体)が挟まっています。これをマネしてコンデンサーを製作してみようという計画です。
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今回は極板にアルミホイル、誘電体にサランラップを使います。ギターのトーン用に使えるよう目標とする容量は0.022μFです。

まず1.5cm×30cmのアルミホイルを2枚、それより広いサランラップを2枚用意します(下写真左側)。
そしてそれを交互に重ねて余った部分を切り取ります(下写真右側)。
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下の部分(巻き始め)はセロハンテープで固定するため、ラップ→アルミ→ラップ→アルミの順で重ねるとやりやすいです。できるだけ隙間に空気が入らない方がよいです。

これを裏返して(外側にアルミが露出するようにして)グルグル巻いていきます(下写真左側)。
円柱状にするというよりは平べったい感じでOKです。2枚のアルミホイル同士が触れてしまうとコンデンサーの役割を果たさないので気をつけます。下写真右側が完成したものです。
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巻き終わりは上下に極板(アルミ)が露出するようにします(下図参照)。端はセロハンテープで固定しています。
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リード線取付と容量調整のため下写真上側のようなものを準備しました。両面スルーホール基板に単線を半田付けしたものです。まぁ電気を通さない硬いものなら何でもよいと思います。これを使って先ほど巻いた本体を挟み込みます(下写真下側)。
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ネジを締めれば容量が上がります。今回はキツめに締めて0.024μFぐらいになりました。
締めすぎるとショートしてしまう可能性がありますので注意が必要です。

パテで全体を固めて完成です(下写真)。結構大きいです。
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容量は湿度や経年変化で若干変わるかもしれません。もちろんアルミの面積を大きくすればもっと容量は上がります。一応DC9Vには耐えられるみたいなのでエフェクターにも使えるかもしれません。

ギターにとりつけてみたところ普通にトーンが効いています!
ギターに取り付けるコンデンサーにはいろいろと怪しげな評価が飛び交っていますが、自分で作ったコンデンサーがやはり一番!(な気がします)

---2012年4月29日追記---
サランラップ等が経年変化で容量が変わってしまうんじゃないかと思っていましたが、測定してみたところ0.024μFのままでした。意外と長い期間使えそうです。

---2016年11月2日追記---
容量が0.022μFに下がっていました。さすがに経年変化があるようです。

■タグ : コンデンサ

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